2011年 05月 26日

これからの「電気」を考える ③

 2011年5月26日

 これからの「電気」について考えると銘打ったこのカテゴリー。
 定期的に書いていきますと言いながら、またまたずいぶん間が空いてしまいましたが、今回は、これまで提唱してきた、「太陽光蓄電独立運転システム」が、具体的に、どれほどのメリットがあるのかを書いていきたいと思います。
先に言っておくと、既に現行の太陽光発電システムを導入されている方も、この独立運転システムに移行することは、多少の費用が掛かりますが施工可能ですので、このままご一読いただければと思います。

 まず、太陽光という無尽蔵な自然エネルギーについては、いまさら感もありますので省きます。 そして、その弱点と矛盾点についても、書くことを控えます。 何故かと言えば、ぼくがこれから書いていくことを読み進めていくうちに、みなさんもお気づきになるだろうことを予想するからです。
なので、まず、簡潔な結論からぼくがシュミレーションした具体的な効果から書いていきます。

 ずばり、このシステムを導入すると、これまでオール電化契約で電力会社に払っていたお金は、1/3から極端に言えば、月あたり数千円で済みます。 これは確信をもって断言できます。 つまり、これまで3万円払っていたかたは、1万円未満で済むということです。 それは何故かというと、太陽光で発電し蓄えた電力を、これまで昼間しか使えなかった夜間も利用できることで、電力会社との連携を取る必要は皆無になり、全体の電力の7割以上を区分けすることで、電力会社との契約電力を9kwの方は4kwにというように、減設できるからです。 要するに、基本料金自体が半分以下になります。 ここで一つの矛盾点に気付く方もいるでしょう。 せっかく太陽光発電を導入してるのに連携を取っているせいで契約自体、太陽光発電を導入していない方とほとんど変わらないことについてです。 そして現行のシステムの販促の目玉になっている、余剰電力を電力会社が買い取ることでお得といううたい文句が、実際はちっともお得になってないことにも気付くと思います。太陽光を独立運転系統に振り分けることで、減設した商用電力の基本料金のみでの年間のトータルを計算しても、そこは万単位で安くなります。

 ちなみに、ぼくの家の場合は、太陽光発電はなしの、オール電化契約の9kVAで、基本料金は、2100円。
 それを減設し、従量電灯B契約の40Aにすると、約1100円。
 年間、12000円の差が出ます。(ぼくの話の基準は全て中部電力管内においてです。)
 そして電力使用料金ですが、ぼくの家では、実際年間40万円ほどトータルで払っています。(別添のシュミレーション表とは2割程度違います。)基本料金を差し引いて、これからのご時世、節電に勤しんでも、35万円は下らないだろうと思います。 そしてその電力使用料金が1/3になるとすると約11.7万円となり、基本料金を足しても年間トータル15万円ほどで済んでしまう計算になります。 しかもこれは、電力会社からの電力と、太陽光蓄電システムを併用した場合の計算になるので、ほぼ太陽光蓄電出力のみで生活するスタイルでフル活用するとすれば、年間電気使用料金10万円を切る可能性は大いにあると断言できるわけです。
ただし、だからといって電力会社からの供給はいらないだろうということにはなりません。 ほぼ100%太陽光のみでの暮らしが確立できても、電力会社からの電力供給は絶対に必要です。 なぜなら、太陽光発電には最大の欠点があるからです。 天候によって発電量が上下するという弱点は、日常の生活において電力不足になるかもしれない可能性はゼロではないからです。特に飛騨高山のように山々に囲まれた寒冷地においては、日照時間も短く積雪による発電量が下がってしまうことは明白です。要するに、太陽光と商用電力を併用することでお互いの弱点を補っていく必要があるわけです。ちなみに商用電力の最大の弱点は災害時における長期停電と、原発停止云々による全体的な電力不足です。

 これまで二回について書いてきた現行の太陽光システムから商用電力との連携を取らない形の次世代住宅電力は、蓄電池を備えることで太陽光を独立稼働で利用できるようになり、その大きなメリットがまず金額面でも光熱費を1/3削減できること、商用電力を同様に1/3削減できることで、相対的に電力発電量をCO2と共に削減することに繋がります。
また、重複しますが、先般の震災による電力諸問題はほとんどの場合で回避することができ、近い将来おきうる東海沖地震が発生し商用電力が長期停電したとしても、多少の不便はあったにしても最低限の生活環境は維持できます。さらに、避難所になっている学校や集会所においても設置することで、家屋が倒壊したなどの被災者の方々の避難所生活支援としても大きく活躍が期待できるものだと思います。

 そしてこれからの地球環境を改善もしくは維持していかなければならないことが大前提となっていくエネルギーの確保と利用は、みなさんの生活環境の改善と家庭内インフラ整備の一つ一つの積み重ねが、結果として災害に強い国土造りに繋がっていくものだと確信します。これから新たに蓄電池がない状況で太陽光発電を考えている方も、既に設置されている方でも、電灯分電盤の回路分けをすることで、このシステムに移行することは可能ですし、もちろん既存の住宅に設置することも可能です。
今回の震災で、オール電化住宅の弱点が露呈された結果になりましたが、この蓄電池を備えた独立運転システムであれば、気に病む必要はなくなります。むしろ、率先して推進すべきものであると思います。(多少ここには電気屋としての希望もありですがw)

 お時間のある方は、下記のシュミレーション図と表を参考にしてみてください。
 恥ずかしながら我が家をベースに作成してみました。
 ぼくの家は、電気屋の家として当初モデルハウス的な向きもあって、少々過剰な電気設備になっていますが、対比的な部分ではそんなに大きな違いはないと思います。論より証拠として見ていただければと思います。


 そんなわけで、今回はかなり長文になってしまいましたが、次からは夢ではない現実的なところに踏みこんで書いていきたいと思っております。実のところ、光熱費が安くなっても、実際に導入するとなった場合の設備投資的なところも書いていかないと、詐欺や単なる煽り屋になってしまいますので(笑)

a0111190_1156246.jpg




a0111190_1152387.jpg


a0111190_11565464.jpg


a0111190_1157185.jpg


a0111190_11573752.jpg

※ 画像はクリックするとおっきくなります。

にほんブログ村 犬ブログ バーニーズマウンテンドッグへ ← ぽちっとお願いします。^^

by silvadog | 2011-05-26 12:02 | 電気屋として


<< 庭がエライことに!?      午後の散歩 >>